知らないと損する人材採用のコツ

中野の求人コンサルタントが語る採用の上手いやり方

面接キャンセル理由とは(1)

「応募はあったんだけど、面接に来ない…。」アルバイト採用の現場で、よくそんなお話を頂きます。応募者の面接キャンセル理由とはいったい何でしょうか?こういった面接キャンセルはなぜ発生するのでしょうか?その原因を探ることで、有効な防止策を考えてみましょう。 

面接までの所要時間

 ・応募経験者の61%が当日を希望 

 当日61%、翌日27%、3日以内10%
 ※バイトル 2016年7月実地 WEBアンケート
 【アンケート回答者の声(抜粋)】

■折り返しが翌々日になると、メールなどを毎日確認しない

いい加減な会社なのかなと思います。

■返信が1日たつと、ちょっと心配になるし

印象が悪いです。

■あまり時間が空くとルーズな会社なのかなぁとか

あまり必要にされていないなぁと感じ、

働きたい意欲が無くなります。

 返信速度が企業の印象まで影響

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応募者への対応は、スピードが命です。応募から面接設定までの時間が短ければ短いほど、面接来社率は上がるといわれています。この対応が遅いと、他企業に人材が流れる恐れがあり、応募者自身があなたの会社への興味を失う可能性が出てきます。また、Webからの応募があった場合には、1分でも早く対応することが肝心です。大抵の場合、応募者は複数社(店)に応募しているため、早く連絡がきたところから順に受けていくのが一般的です。電話があった場合、その週での面接を心がけ、候補日はなるべく多めに提案してあげましょう。候補日が多ければ、「スケジュール不足で会えない!」という場面を減らせ、面接率をアップさせることができます。
 

応募者が面接に行かない理由

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このタイミングで面接キャンセルに至るのだろうか。それを探るために、「面接キャンセルの理由」について調べてみました。理由のトップは「応募後、その仕事内容が嫌になったため」で、23.6%(複数回答。以下同様)。以下、「すでに他の仕事に就くことが決まったため」(23.2%)、「面倒くさくなったため」(21.5%)、「その会社・お店からの連絡・対応が遅かったため」(19.8%)

 

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 「応募後、その仕事内容が嫌になったため」の理由については、1位は「勤務時間」で37.5%、2位に「職種や仕事内容が自分にできるか不安になった」35.7%、3位「給与」(28.6%)、4位「勤務地」(26.8%)となり、応募者が嫌になるのは、仕事内容より条件面が多いことがわかります。 

応募者が面接キャンセルを決めた時期

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 「応募後、先方からの連絡が来るまで」の47.3%。次いで「先方からの連絡が来てから面接日前日まで」の36.7%、そして「面接日当日」は16.0%という結果となった。つまり、半数近くが応募をしてから連絡が来るまでの間に面接キャンセルを決め、そして、当日にキャンセルを決める応募者は実は少ない、ということが分かります。

 

ココをCheck

応募から面接へ過程では企業側のスピーディな対応力が重要な意味を持つことがアンケートからわかりました。

一昔前と違い求職者が働く場所や企業を選ぶ時代になりました。

そのことを認識し採用対策を行う必要性があるようです。

それでは、次回、具体的な防止策のポイントについてお話いたします。